396点

ある生徒の期末5科目の合計が396点で、400点にわずかに届かなかった。

『396点』。もし低空飛行を続けていた生徒が、飛躍的に実力を伸ばしてこの点数を取ったのならば、手放しで褒めることができる。しかし、この396点を取った生徒は、前回の中間テストでも同じような点数で、「今回は450点を取りたい」と言っていた生徒だった。

「あと少しで400点、頑張ったね」と褒めることはできる。彼との『今』の関係だけを考えれば、ほめた方がお互いに良いのかもしれない。しかし、彼の『今』の状況と『将来』を考えれば、やはりほめることよりも、別に伝えるべきことがある。

彼が今回のテストでできたことは、『396点分の努力』でしかないこと、『450点分の努力』ではなかったことを伝えたい。

少々冷たいのではないかと思われるかもしれないが、この事実をわかってもらえなければ、彼は前には進めない。もちろん、「勉強しないと『将来』困るぞ」とおどしたいのではない。そして、私は彼ならきっとその意味を理解してくれると信じている。

『今』を起点に『将来』を考える。『将来』を起点に『今』を考える。『今』と『将来』、どちらを起点に考えるのかが大切だ。私は生徒たちにいろいろな意味で『わかる人』になってほしい。だから、目先のことにとらわれず、彼らの『将来』を起点に『今』を考えることにしている。

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